皆さんこんにちは。

あき歯科医院です。

虫歯になりやすいかどうかは、糖質の摂取頻度や間食の回数、オーラルケアの実施状況などで評価することができますが、もっとわかりやすい評価法として「RDテスト」というものがあります。

今回はそんな「RDテスト」について詳しく解説します。

RDテストとは、お口の中に生息している虫歯菌の数を調べる検査です。

レサズリンと呼ばれる薬剤を作用させることで、細菌がどのくらい存在しているかがわかります。

当院の小児歯科でも行っており、費用は1回あたり500円です。

検査にかかる時間は15分ほどとなっております。

テ虫歯菌というのは、ほとんどの人のお口の中に生息しているため、「口腔常在菌（こうくうじょうざいきん）」として分類されています。

そのため、虫歯菌が多少検出されたとしても、それほど不安に感じることはありません。

ただ、虫歯菌の数が多い場合は、虫歯菌の活動によって歯が溶かされるリスクも高まるため、注意すべき状態であるといえます。

そうした虫歯の発症リスクを評価する上で有用なのがRDテストなのです。

RDテストによって虫歯菌の数が多いと判定された場合、それは口腔衛生環境が悪いことを意味します。

お子さま自身のブラッシングが不十分だったり、親御さまによる仕上げ磨きが行われていなかったりと、いろいろな原因が考えられますが、それを早い段階で改善することで、お子さまの歯を虫歯から守ることが可能となります。

小さい頃から虫歯菌の繁殖しにくい環境を作り上げることができれば、将来的にも虫歯になるリスクを低減することができるのです。

RDテストは、虫歯菌の数を調べることができる素晴らしい検査法です。

しかも、費用が安価でなおかつ時間のかからない検査となっておりますので、お子さまのお口の衛生状態を調べてみたいという方は、お気軽にご相談ください。

定期的に検査することで、オーラルケアの成果を確認することにも利用できます。