皆さんこんにちは。

獨協大学前＜草加松原＞駅・草加市松原の歯医者、あき歯科医院です。

虫歯になって歯科医院に行くと、いつまで通院しなければいけないのか気になる方が多いかと思います。

どの病気でも同じことが言えますが、症状が軽いほど治療も簡単にすむことが多いです。

逆に、症状が進行してしまっていると、治療回数は多くなります。

虫歯の進行度とともにご説明します。
 
 

●CO(シーオー)は、歯の表面が白っぽくなっている状態です。
痛みなどの自覚症状はなく、歯に穴もないので、特に治療の必要はありません。
きちんと歯磨きをして、これ以上進行しないように食い止めましょう。

●C1は、歯の表面にあるエナメル質が溶けた状態です。
表面は黒っぽく見え、穴があきますが、痛みはまだありません。
虫歯に感染している部分を削り、歯科用プラスチック素材「レジン」で詰め物をします。
治療回数の目安は1回です。
 
●C2は、エナメル質の下にある象牙質まで虫歯が達している状態です。
歯に穴があき、象牙質の奥にある神経の近くにまで感染が及ぶと、冷たいものや熱いものでしみるような痛みを感じます。
虫歯に感染している部分を削り、レジンで詰め物をします。穴の範囲が大きくなると、詰め物では対応できず、金属やセラミックなどの歯科素材を使って被せ物をします。被せ物は、歯を削って型取りをして作るため、治療回数の目安は2回になります。
 
●C3は、歯の内部にある歯髄(神経や血管)まで達している状態です。
神経まで感染しているので、強く痛みます。
虫歯に感染した歯髄を除去し、内部をきれいに消毒してから薬を充填して密封する治療を行います。
それから、被せ物を製作して装着します。
歯髄を除去して消毒をする治療のために、1～4回の通院が必要です。
さらに、被せ物を作って装着するまでに2回ほど通院していただきます。
 
●C4は、歯の根元の部分にまで虫歯が達している状態です。
ここまで進行すると、歯ぐきよりも上の部分は溶けてしまい、歯ぐきの中の歯根だけになります。
神経はすでに死んでしまっているので、痛みなどは感じません。
歯根の先に膿がたまって、痛みがでることがあります。
治療としては、抜歯をして入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの義歯治療を行います。
抜歯に必要な通院回数は1回ですが、その後の治療によっては5～6回以上の通院が必要になります。
 
 

虫歯はそのままにしておいても、決してよくなりません。
症状が進行するほど治療が大変になるので、異変に気づいたら早めの受診をおすすめします。
草加の「あき歯科医院」では、虫歯を治療した後も再発しないようにしっかりとサポートいたします。